日刊サイゾー トップ > カルチャー  > スマホゲーらしくない『オクトパストラベラー』の中身

スクエニ新作のスマホRPG『オクトパストラベラー』はすべてがスマホらしかぬ仕様

スマホゲーにありがちな「スタミナ回復待ち」がない

 スクエニのRPGらしく、戦闘以外のフィールドでのコミュニケーションも手抜きはない。フィールドや町の中は自由に探索できるようになっており、町ではクエストを受けることもできる。

 移動操作もスマホ用にアレンジされており、操作しづらいこともない。また、アイテム購入時に値切ったりできるなど、戦闘だけを黙々とこなす点だけではなく、それ以外の部分でもゲームの世界観に浸れるように工夫されているのだ。

 スマホ用RPGというと、いわゆる「スタミナ回復待ち」と呼ばれるものか、課金での解決の2択を迫られることがある。しかし、オクトパストラベラーではそれは皆無だ。いわゆるシングルプレイ専用RPGとして設計されており、好きなだけプレイできるのもある意味、新しい。なので、メインストーリーを進める、クエストを優先するなど、プレイスタイルもある程度自分で決められる。

 とはいえ、課金要素も用意されている。仲間となるトラベラーを「聖火の導き」と呼ばれるガチャで召喚するスタイルだ。しかし、ガチャを回しまくってレア度の高いキャラがプレイ進行には必須というわけではなく、(ある程度の育成は必要だが)レア度が低いキャラでもストーリーは進められる。時間がある人は、無課金クリアを目指すのも面白いかもしれない。

 プレイした印象としては、スマホゲームというよりは、家庭用ゲームをいかにスマホで遊べるようにするかに主眼をおいたゲームのように感じた。また、ここまでいくつかSwitch版の話を出したが、前作未経験者でも安心して楽しめる。当然、前作プレイ済みのほうがよりオクトパストラベラーの世界に没頭できるとは思うが、前作を知らないと先に進めないといったことはない。

 現在、プレイヤー数1,000万人突破を記念して、ゲーム内アイテムのプレゼントが行われている絶好の始めどきでもある。この機会にスマホ版をプレイして同作の世界へ浸り、気に入ったらSwitch版も始めるといった遊び方もいいだろう。

最終更新:2020/11/20 17:00
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