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宮下かな子と観るキネマのスタアたち第19話

本木雅弘が企画を直談判した映画『おくりびと』自身の体験と改めて”死と生”に向き合う

本木雅弘が企画を直談判した映画『おくりびと』自身の体験と改めて死と生に向き合うの画像1
イラスト/宮下かな子

 皆さんこんばんは、宮下かな子です。

 日々何かに追われているような気がするのは何故だろう、と考えた結果、読んでいない本が山ほど積み上がっているせいだと判明しました。解消するため1日1冊以上のペースで読んでいますが、読みたい本は増える一方だし、本屋さんに行けば新たな出会いがあるので一向に減りません。キリがないので新刊購入を控える努力はしていますが、古本屋さんで見つけると、つい手が伸びてしまいます。古本屋さんで読みたかった本に出会うと、運命のような気がしてしまうのです。

 古本屋さんで購入する際の三原則は、匂いなし、傷み黄ばみなし、価格良し。これが揃うと魅力的。以前はネットで購入したり、フリマサイトで購入することも多々あったのですが、最近はその本とどこで出会ったかも重要だと思うようになって、ネットで注文することはほぼなくなりました。

 将来、書斎いっぱいに本を並べることを夢見ていたのですが、ついこの間、樹木希林さんは手元に置いておく本を100冊と決めていたと知ったんです。入れ替えをしながら、お気に入りだけを手元に残していったそう。なんと素敵な生き方なんだろうと感銘を受け、すぐさま家の本棚の前に立った私。全ての本が自分の身にはなっていないだろうし、100冊に絞ることで、自分が見えてくるかも!そう思って試みましたが、これがなかなか難しい。いつか役に立つのではないか、という考え方が過ってしまい、本棚は結局そのままになりました。

 読書家の樹木さんがいつ頃から100冊だったのかは分かりませんが、今の私にはできない作業なんだなぁと。26歳の今は無理でも、30後半くらいに100冊に絞れたら、良い人生の歩み方かなぁなんて、今のところ思っています。本棚から人生を考えた最近の出来事でした。

 お盆があったこともあり、いつも以上に亡くなった祖父母のことを思い出す8月。今回ご紹介する映画は、滝田洋二郎監督『おくりびと』(2008年松竹)です。

 主演の本木雅弘さん演じる小林大悟が、納棺師のお仕事に巡り合うことから物語が進んでいきます。私は3年前、母方の祖父の死が、初めて身内を亡くした経験だったのですが、その時私だけ遅れて東京から葬儀に駆けつける形になり、納棺には立ち会えませんでした。ですので未だに私は、納棺師のお仕事の姿を見たことがありません。皆さんは如何でしょうか?たっぷり魅力を伝えられたらと思いますので、今回も、どうぞお付き合いよろしくお願い致します。

〈あらすじ〉
 チェロ奏者の小林大悟(本木雅弘)は、所属していた楽団の解散により、妻(広末涼子)と共に、東京から山形の田舎へ戻る。新たな就職先を探していると、新聞で「旅のお手伝いNKエージェント」の広告を見つける。即日採用されたその仕事内容は、遺体を納棺する仕事だった……。

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