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河野太郎がすがる“洋平パパ”と河野家から流れたカネの行方

ウルトラ保守の高市早苗の側近はあの失言議員

 ところで、ネオナチと近く、ネトウヨが支持者といわれるウルトラ保守の高市早苗だが、もしかすると総裁になるかもしれないと、想像するだに恐ろしいことをいうメディアもあるようだ。

 高市の側近は、文春によれば、あの「LGBTは生産性がない」と書いて問題になり、『新潮45』を廃刊に追い込んだ杉田水脈衆院議員だそうだ。

 だが、世の中には安倍や高市のようなウルトラ保守を支持する層が3割弱はいるといわれる。それが証拠に、9月18日の毎日新聞の世論調査では、岸田を抜き2位になった。

 安倍は三回生以下の議員たちに電話をかけまくって、「高市を頼む」と圧力をかけているという。もし、第1回投票で高市が2位、岸田が3位になれば、決選投票では岸田が高市を推すことになる。そうなれば高市総裁も夢ではない。私にとっては悪夢だが。

 日増しに影を薄くしている岸田だが、頼りの安倍が高市にご執心だから手の打ちようがない。これまでと同じようにじっと我慢で、何とか第1回投票で2位に滑り込み、2,3位連合で総裁を狙うしかない。これでは、菅に「絶対に総理にしてはいけない男」といわれても致し方ない。仮になったとしても菅同様、短命で終わるに違いない。

 野田聖子は姉御肌で、気風のいいところが魅力である。他の候補よりはっきりものをいう。だが、元暴力団だと文春、新潮が報じている亭主のことになると口を閉ざしてしまうのでは、総理にはなれない。(文中敬称略)

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