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校内暴力、最も多いのは神奈川県 前年比で減少も予断許さぬ状況…加害層が低年齢化

地域別で発生が多い県はどこ…?

 さて、暴力行為について、都道府県別の発生件数にも触れておこう。

 暴力行為の対象となる対教師、生徒間、対人、器物破損のすべての合計が最も多かったのは、神奈川県で8184件に上った。2位が大阪府の6115件なので、神奈川県は大阪府よりも2069件も多い。

 ただし、件数の多いのは人口が多く、学校数が多い点によるもので、1000人当たりの発生件数を見ると、鳥取県が12.8件と最も多く、次いで11.2件の青森県となっている。

 事案別では、生徒間での暴力行為は、神奈川県の6003件、次いで大阪府の4195件、対教師への暴力行為は神奈川県の1019件、次いで大阪府の991件となっている。

校内暴力、最も多いのは神奈川県 前年比で減少も予断許さぬ状況…加害層が低年齢化の画像4

 20年度は新型コロナの影響で生活環境が変化し、児童生徒の間の物理的な距離が広がり、日常の授業におけるグループ活動や学校行事、部活動など様々な活動が制限され、子供たちが直接対面してやり取りをする機会やきっかけが減少した。さらに、休校など例年より年間授業日数が少ない学校もあったことなどにより、暴力行為の件数が減少した側面が強い。

 今後、日常生活が戻るに従って、再び、児童生徒の暴力行為が増加しないように、保護者や教育関係者は十分に留意する必要がある。

鷲尾香一(経済ジャーナリスト)

経済ジャーナリスト。元ロイター通信の編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。「Forsight」「現代ビジネス」「J-CAST」「週刊金曜日」「楽待不動産投資新聞」ほかで執筆中。著書に「企業買収―会社はこうして乗っ取られる 」(新潮OH!文庫)。

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Twitter:@tohrusuzuki

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最終更新:2021/10/18 08:00
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