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「こんなに嫌われていたのか」岸田総理、菅と安倍からキレられる?

雑誌不況でも売れに売れている中年女性向けの通販雑誌

 ところで2021年1月から6月発売号までの「ABC公査・雑誌販売部数比較表」が発表になった。

 部数第1位は相変わらず家の光だが、かつては100万部もあった部数が約42万部である。

 2位は通販雑誌のハルメク。いまや約39万部もある。このままいくと家の光を追い抜いて第1位になるのも時間の問題か。

 他の出版社は、なぜ中年女性向けの通販雑誌がこれほどまでに売れるのかを徹底的に研究すべきである。

 私はタイトルだけしか見ないが、際立ってすごい読み物もスクープもあるわけではない。
ごっつい付録がついているわけでもない。しかも読者を限定した通販でしか買えない。

 通販というのが、何やらありがたさをもたらしていることは間違いないが、他誌が真似をすれば共倒れになるだろう。

 3位が週刊文春で、約26万部。前年比で5%近くも減っている。

 4位は宝島社の女性誌GLOWである。前年比何と300%。宝島だから、2月号には特別付録としてイヴルルド遙華監修のCELFORD金運アップのカードケースがついている。

 だが、付録だけの魅力ではあるまい。今度買って読んでみよう。

 5位は文藝春秋で約20万部。6位は週刊現代で約19万部。20万部は切ったが、健闘しているといってもいいのではないか。

 9位が女性セブンで約16万部。11位に日経ビジネスで約15万部。13位が週刊新潮で約15万部。

 15位に週刊ポストで約14万部。週刊プレイボーイが38位で約7万部。42位にようやくフライデーが顔を出す。約7万部。

 週刊朝日が約5万部で、FLASHが約4万部。95位にAERAで約3万部。サンデー毎日はさらに下で99位、約3万部。107位がニューズウィーク日本版で約2万部。

 週刊誌で10万部も出ないというのは、東京と大阪の首都圏だけに撒いているのだろうか。

 毎回これを書き写していると、週刊誌だけではなく、雑誌という媒体が近々消え去るとしか思えない。

 ここで何回もいっているが、本格的なWebマガジンを作るべき時だと思うのだが。私がWeb現代を作ってから20年以上経つが、まだ、Web上で見るべきマガジンは現れていない。

 私の目の黒いうちに見せてほしいものである。

 さて、財務省の文書改ざん事件の裁判が突然終わりになってしまった。12月15日、この件に関わり、それを苦にして自殺してしまった夫の赤木俊夫の無念を晴らすべく、国を相手取って妻の雅子が起こした裁判の非公開の協議で、国側の代理人が「請求を“認諾”します」と告げたのだ。

 裁判長は、この時点で国との訴訟は終了したとした。

 たまりかねた雅子は、国の代理人8人にこういったという。

「夫は国に殺されたと思っています。きょう、また殺されました。これで終わればみなさんは普通の生活に戻るでしょうが、夫は二度とこの世に戻ってきません。(中略)夫は一生甦ることはできないのに……こんな気持ちを抱えて、私も殺されたような気がします。皆さんの顔は一生忘れません」

 まだ、佐川宣寿元財務省理財局長の裁判、財務省に情報公開を迫る裁判はある。だが、大本である国の責任を問うことはできなくなってしまった。

 国は逃げたのである。その決断を認めたのは岸田文雄総理であり、その後ろには安倍元総理がいることは間違いない。

 安倍にはよほど後ろめたいことがあるのだ。それを白日の下にさらさなくては、この国の政治は、国民から信頼を失うばかりだ。

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