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岸田政権の目玉「経済安保法案」の責任者に女性問題、不倫、経費不正使用…進退窮まった!

注目の維新の会に見えた“綻び”

 参議院選でも議席を伸ばすのではないかといわれる日本維新の会だが、にわか作りの組織だから、あちこちから綻びが出てくる。維新の話題を2本続けて紹介する。

 まずは、近い将来、日本維新の会のトップになるであろう吉村洋文大阪府知事についての新潮の記事。

 JR大阪駅から徒歩10分ぐらいのところに、大阪市水道局の扇町庁舎跡地がある。広さは9000平方メートル。そこで、大規模な再開発工事が行われている。

 医療法人・医誠会や不動産大手「ヒューリック」などのグループの谷幸治理事長が、医誠会と城東中央病院を移転統合して、総合病院を開設するというのである。

 だがこの計画に、大阪府医師会が猛烈に反対しているそうだ。なぜなら、この地域がすでに過剰病床状態にあること、新病院が560床すべてを、カネの取れる高度急性期病床にしようと計画しているからだという。

 地元病院側の思惑もあるのだろうが、挙って反対して話し合いをしているのに、昨年6月、突然、新築工事が始まったというのだ。

 この土地は、吉村が市長のときの2018年、公募型プロポーザルで医誠会に決まったが、一等地にもかかわらず、手をあげたのがそこだけだったという。

 それは、市側が「住居の用に供することは不可」という縛りをかけたから、高僧マンションを建てようとしていたデベロッパーが参入できなかったためだそうだ。

 事業予定者が決まる前後、医誠会の関連財団が大阪府に多額の献金をしていたという。

 地元医療界は、吉村知事による勧告・命令を出すことを求めているが、府側の担当者が、勧告はできないといい出したそうである。

 何らかの“配慮”が行われたのかもしれない。それに吉村知事が関わっているのかいないのか。

 掘ればまだまだ何かが出てくる予感はするが。

 私は犬好きだから、秋田犬を利権にしていると聞くと我慢がならない。

 平昌五輪でフィギュア金メダリストのロシアのザギトワに秋田犬「マサル」を贈呈したのは、公益社団法人「秋田犬保存会」だったそうだ。

 そこの代表理事を務めているのが、遠藤敬衆院議員(51)。四期目で、経験者の少ない維新の会では、“最高幹部”といえる存在だそうだ。

 子供の頃から秋田犬が好きで、次第に繁殖者(ブリーダー)として頭角を現してきた。彼の屋号「泉州高師浜荘」出身の犬は名犬と評判だという。

 だが、春と秋に行われる「本部展覧会」で“不正疑惑”があるというのである。選ばれるのは、遠藤と親しい人間の犬や、支援者の犬が上位に選ばれることが多いそうだ。

 本来は比較審査を行って、審査員同士で合議し、決定に至るのだが、昨年、審査部長に就いた遠藤の幼馴染のTは、「比較審査の最中に『(壮犬牝は)これが一席や』と先ほど追加した犬を指定してきました」(会員)。これが事実なら、審査そのものに不正があるといわれても仕方あるまい。

 文春の直撃に、遠藤議員は、Tとは3歳のときから付き合っているとし、
「もしそうなら、皆で合議せんと。Tも環境整えないと。あいつ、カーッと来るから」
と話している。

 秋田犬を利権化し、選挙の道具にしているとしたら、犬好きたちのしっぺ返しにあうはずだ。

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