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ロシアのウクライナ侵攻、岸田政権の“鈍さ”と「新冷戦時代」

 ところで、火災で6人の従業員が亡くなったお菓子メーカー、三幸製菓は、「火災事故の常習犯」だと、文春が報じている。

 いっているのは三幸製菓の従業員。

 ここは、せんべい「雪の宿」や「ぱりんこ」で知られる(私は知らないが)という。亀田製菓に次ぐ業界第2位で、創業家の佐藤元保がCEOだという。

 火災の原因は調査中だと、会社側はいっているようだが、従業員にいわせれば、

「荒川工場は2019年までに八回も火災が起きています。生地を焼く窯の下や、焼きあがったお菓子を運ぶコンベアの脇に受け皿があり、そこにガスが溜まる。他社は毎日掃除をするのですが、ウチはよく溜まったまま。そのためカスが炭化し、発火するのです」

 コンベアも、他社は燃えない鉄やステンレスを使っているが、ここは可燃性の樹脂を用いたものだともいっている。

 本当だとしたら、会社側の責任は重大である。

 こうした背景には、

「佐藤CEOは『工場の稼働率アップ』と『効率的な製造』を唱えていた。従業員は生産量を表す『出来高』が口癖。その結果、製造ラインを次々に増やすので、工場内は人が通りづらい配置になってきた」

 と、三幸製菓関係者もいっている。

 会社側は、カスは定期的に清掃作業をやっていたという。どちらにしても、警察、消防、会社側が徹底的な調査をし、公表すべきこと、いうまでもない。

 お次はフライデーから。夏帆という女優のデート風景を、激写したという。

「まだまだ寒い日が続く2月中旬の夜9時半。都内のとある中華料理店から赤ら顔で出てくる一人の女性。マスクの上から見える大きな目が特徴的な黒髪美人は、女優の夏帆(かほ)(30)だ。よほど楽しかったのか、上機嫌でニコニコ。その見つめる先にはある男性の姿があった――。

普段モノクロの服を好む夏帆だが、この日は鮮やかなブルーのスカート。中華料理店を後にすると二人は寄り添って歩き出した。長身の男は『酔ってる? 大丈夫?』と聞くように夏帆の顔を覗(のぞ)き込む。途中二人はコインパーキングで足を止めると、男は徐(おもむろ)にマスクを外し、タバコを吸いだした。男の顔をよく見ると、人気バンド『黒猫チェルシー』のボーカルで俳優の渡辺大知(31)ではないか。

『黒猫チェルシー』と言えば、神戸出身の4人で結成されたロックバンド。圧倒的なライブパフォーマンスで一躍注目を浴び、サブカルチャー界隈で人気を博した。そんな中、渡辺は’10年に映画『色即ぜねれいしょん』での演技が評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。’17年公開の『勝手にふるえてろ』でさらに注目され、今春のNHK朝ドラ『ちむどんどん』に主人公の姉に恋する青年役で出演予定と、人気急上昇中の注目俳優でもあるのだ。 

二人は『もう一軒行こうか』などと談笑。渡辺がタバコを吸い終えると、次の店へ向かった」(フライデーDIGITAL02月25日より)

 2軒目を出ると2人は、寄り添いながら夏帆の自宅マンションへ行き、そのままお泊まりデートを楽しんだという。

 いいじゃないの幸せならば。

 お次は、東京五輪の公式映画監督である河瀬直美に密着したドキュメンタリーを放送したNHKが、その中で、ある人物のインタビューのとき、字幕で、カネをもらって五輪反対デモに参加したと捏造コメントを流した問題は、NHKの説明のおかしさもあり、いまだに大きな批判が続いている。

 今週は文春が、元NHK記者で、現在はフリーの相澤冬樹記者のレポートを掲載している。

 相澤記者は、今回のNHKの説明が、財務省が公文書改ざん事件で問題が発覚してから内部調査を始め、出した報告書と似ていると見る。

 何とか事を小さく見せて終わらせたいという、事なかれ意識が共通しているというのである。

 そして、別の視点から、この問題を指摘するNHK内部関係者がいるというのだ。

「たとえば、河瀬監督たちが反五輪の人々に悪意を抱く中で、あの男性への“仕込み取材”が生まれた可能性もある。それなのに河瀬監督たちから事情を聴かないまま幕引きを図るのは、真実を明らかにするつもりがないことを示しています」

 相澤はこう結ぶ。

「NHKは放送局だ。視聴者に納得してもらうための特別番組を制作すべきだ。その中で原因が“空虚さ”にあったこと、問題への河瀬直美監督たちの関わりの有無を明確にし、再発を防ぐための方策を示す。そして発覚当初の対応で視聴者の皆さまに丁寧に説明してこなかったことを、トップの前田会長自ら真摯に謝罪する。それが筋道だろう」

 私は、こう推測している。あの字幕には、河瀬監督が絡んでいるはずだ。もっといえば、五輪反対デモへの激しい嫌悪感を持っている河瀬が、NHKの取材陣に対して、字幕のようなことを男性がしゃべったと話したのではないか。

 それをそのまま信じたNHKの人間が、音声は出さずに字幕にした。だが問題が大きくなり、河瀬を守るというより、東京五輪を大成功にしたい(自民党の意向も強くあったはずだ)NHK側が、河瀬を隠し、身内の恥で乗り切ろうと考えたのではないか。

 6月に、河瀬が撮った映画が公開されるそうだ。私はその中で、ことさら、五輪反対デモがあったことを入れ込み、自分は公平に編集しましたと装うのではないかと思っている。
 だが、映画には多くの人間がかかわっている。誰かが文春などに「実は…」と垂れ込むのではないか。楽しみにしている。

[button_more text=“想定外の男”小室圭さんの試験とビザの行く末

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