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新堂冬樹が新連載でBLを!? 人気作家の作品に対する姿勢と近年の出版業界について【インタビュー】

文=日刊サイゾー

ベストセラー作家の新堂冬樹
新堂冬樹

 インターネットの発展に伴い、人々の娯楽が多様化していったこともあり、出版業界は90年代後半から出版不況と叫ばれるようになっていった。日本出版学会の発表によると1996年に2兆6563億円という市場規模を記録して以降、衰退を辿り現在では1兆円規模にまで市場は縮小している。事実、この20年で多くの出版社や書店が姿を消していった。

 しかし、そんな出版不況が叫ばれ始めた1998年に『血塗られた神話』(講談社)でメフィスト賞を受賞してデビューするや、『溝鼠』シリーズ(徳間書店)をはじめ、『黒い太陽』(祥伝社)、『忘れ雪』(角川書店)など数々のヒット作を飛ばし続ける作家がいる。−−新堂冬樹だ。特に、『忘れ雪』は累計発行部数が200万部をほこり、映画化もされ、宝塚による舞台にまでなった。

 新堂冬樹の作風は、人間と社会の闇や残酷さを徹底的に描くノアール小説から、胸が締め付けられる淡い恋愛小説まで多岐に渡る。その高いエンターテイメント性からTVドラマ原作や漫画化されることも多い。

 これまで関係した作品は3桁を越すと言われる新堂冬樹だが、そんな彼でも挑戦していないジャンルがある。BLだ。

 B Lはボーイズラブの略で、簡単に言えば男性同士の恋物語だ。市場規模は矢野経済研究所によると200億円規模も有している。それを大きいと見るか小さいと見るかは別として、漫画やアニメ、ゲームなどBL作品が途切れることはなく、熱いファンが根付いたジャンルと言える。

 さて、そんなBLをテーマに新堂冬樹が新連載を開始するという。しかも彼がこれまで手を組んできた文芸の出版社ではなく、このサイゾーでだ。

 連載開始を前に、新堂冬樹に緊急イタンビューを敢行し、その真意を聞いてみた。

僕は新しいことに挑戦することが好きなんです

――これまで数々の出版社とお付き合いされてきていますが、その多くが少なくとも文芸を専門的に取り扱える会社でした。それがなぜサイゾーで連載してみようと考えたのですか。

新堂冬樹(以下、新堂):僕はデビューが講談社からだったんだけど、集英社や角川、徳間、光文社と色々な出版社さんとお付き合いさせてもらってきて、小説だけで100作品近く書いているんですよ。

 そんな中でサイゾーさんは確かに小説に強いイメージはないのだけれど、社会に対するメッセージを発信する力とか、記事の姿勢が前から好きだったんですよ。だから一緒に何か作れたら面白いものができるんじゃないかって思ったんです。

――サイゾーは小説の連載経験があまりないので、それがどう転ぶか分かりませんよ。

新堂:もちろん会社がビジネスとして慣れていないことを考えれば、連載する上でトラブルもあるかもしれないけれど、僕は新しいことに挑戦することが好きなんです。まだ誰も手をつけていないのであれば、上手くいけば僕の一人勝ちの可能性だってあるわけですよね。そういった意味で、サイゾーさんにも新堂冬樹という名前を刻み込めればなと思っています。

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