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『くりぃむナンタラ』芸人がお悩み相談、上田晋也の回答がまるで15年前の紳助?

野田クリスタルの理想は、“有田的ポジション”?

 野田が目指すポジション、理想とするところの最終形は、今の有田にかなり近いらしい。

「一度、番組で1本のコントを任されて。ネタを書いて番組の方と打ち合わせをして1本のコントを作ったとき、むちゃくちゃ楽しくて、『これ、ずっとやってたい!』と思って。ある程度行った人って、自分が考えたことや発案したことをテレビでやれるようになったりするじゃないですか」(野田)

 野田が言った「コントを任された番組」とは、昨年放送の『コントミチ 笑う心臓』(日本テレビ系)を指しているのか? おそらく彼は、最初からそういうことをやりたがっていた。“松本人志の生まれ変わり”を自称する野田だ。「自分が発案したことをテレビでやれるようになる」の完成形こそ、松本人志である。松本は25歳くらいから企画・構成に携わっていたが、野田はもう35歳なのだ。

 なんだかんだで、有田もそのルートに乗っている。ほぼコント番組と言っていい『脱力タイムズ』は完全に有田の仕切りだし、『有田P』や『シルシルミシル』(テレビ朝日系)でも彼のアイデアは反映されていた気がする。そして、“くりぃむシリーズ”こそ、彼がテレビで自分の考えを形にするターニングポイントだった。

 作り手側の証言もある。前述の『NOBROCK TV』にて、佐久間宣行は有田についてこう語っている。

「『ブルードラゴン』(巧みな話術で相手に指一本触れず青汁を飲ませる、『ゴッドタン』の雛形になった企画)にくりぃむさんが来てくれたときも、謎の企画を有田さんが全部組み立ててくれて。“芸人の振り合い”ってフォーマットを一発で作ってくれたのは有田さんだし」(佐久間)

「この企画は有田が形にした」という例が、業界には数多くあるらしい。くりぃむを単発ゲストとして呼び、その企画が面白くなる形を見つけてもらう。そして、それがそのまま定番になる……という功績が、有田には多いのだ。まだ売れて間がなく、言ってしまえば最も“病みやすい時期”にある野田からすると、有田は理想形に近い存在なのかもしれない。

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