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オズワルド伊藤蛙亭岩倉、芸人同士の恋愛が珍しくなくなった理由

文=檜山 豊(ひやま・ゆたか)

オズワルド伊藤蛙亭岩倉、芸人同士の恋愛が珍しくなくなった理由の画像1
オズワルド 吉本興業 公式サイトより

 少し前のことになるのだが、オズワルドの伊藤俊介さんと蛙亭のイワクラさんの熱愛が報道された。

 伊藤さんとイワクラさんとえば、元々ルームシェアをしていた仲でも知られている。同居にいたるきかっけはオズワルドのYouTubeチャンネルで行われた伊藤さんの相方・畠中さんによる同居人オーディション。残念ながらそのオーディションに落選したイワクラさん、森本サイダーさんらに「せっかくだから一緒に住もう」とルームシェアに憧れていた伊藤さんが誘ったことから、同居生活が始まったようだ。

 今年の1月にイワクラさんが約1年半にも及ぶルームシェアを卒業。それから約半年後の6月某日、食事が終わり手を繋いでイワクラ宅に向かう途中で週刊誌の直撃を受け、7月5日にその模様が記事となり世間に知られる事となった。

 調べてみると、2人が恋愛関係になったのは去年の秋ごろで、まだルームシェアをしている頃から始まっていたようだ。

 今回はそんな2人を通して芸人同士の恋愛を元芸人として分析していく。

 ちなみに僕が芸人をしている頃、とくに若手のときは芸人同士が付き合うというのは稀なことだった。もちろん、まったくいなかったという訳ではないが、女性芸人自体が今ほど多くなく、いたとしても恋愛対象として見ることが出来ないような芸風の方が多かったので、ほとんど恋愛に発展することは無かったのかもしれない。

 ところが現在は、芸人同士が付き合うということはとてもスタンダードなことで決して特別ではないらしい。なんだったら“芸人としか付き合ったことが無い”という芸人まで出てくるほどだ。

 これは別のコラムでも書いたが「女芸人が女性芸人」に変わったからではないだろうか。

 昔はお笑いの劇場にいると女性芸人と女性スタッフは明らかに違っていた。見た目はもちろんだが、そのオーラというか姿勢というか、女性芸人は一種独特な雰囲気が漂っていたのだ。おそらく舞台上で男性芸人に負けない為の覚悟や、ネタで女性らしさを出さないようにする決意のようなものがそうさせたのだろう。

 今は劇場の女性スタッフさんと女性芸人は正直、見分けがつかない。それは女性芸人の先人たちが女性芸人というジャンルを確立させ、男性芸人と同じようにしなければならないという縛りを無くし、女性らしさを無くさず、お洒落を楽しみつつ芸人という仕事が出来るようになったからだ。なので男性の芸人が女性芸人に恋愛感情を抱くというわけだ。

 さらにもうひとつ芸人同士の恋愛が増えた理由があるとすれば、昔より真面目な芸人が増えたからではないだろうか。多くの芸人は「飲む、打つ、買う」が当たり前で、それが芸人の粋な部分とさえされていた。しかし今「飲む、打つ、買う」をする芸人がいたらこう呼ばれる。「クズ芸人」と。昔は多数派だった「クズ芸人」も今は少数派になってしまった。つまり「飲まない、打たない、買わない」芸人がいまのオーソドックスな形。じゃあそんな真面目な芸人たちの出会いの場はどこにあるというのか。間違いなく「ファンの人」か「芸人」というとても狭い範囲にしかない。結果、職場恋愛さながら芸人同士で付き合うということが当たり前になっていくというわけだ。

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