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香川照之「オレが謝ってやってる」の驕りが透けたモヤモヤ謝罪、土下座もナシ

岸田文雄首相の後援会長まで…

 岸田首相にごく近い人間も、統一教会との関係があると文春で報じられているのだ。

岸田首相の熊本県の後援会長が統一教会の関連団体と極めて近いという。

岸田首相の後援会長とは熊本市にある崇城大学の中山峰男学長で、2020年7月31日に発足した「熊本岸田会」会長を務めている。

 知名度が不足していた岸田にとって、総裁選で勝利するには、党員票の掘り起こしが急務だった。中でも熊本は重点県だったという。

 岸田派の議員は複数いるが、保守層が強い地域だからテコ入れが必要だったという。中山は後援会長として党員票集めに奔走したそうだ。

 文春オンライン(8月24日)によれば、その中山は、

「2011年から、『日韓トンネル推進熊本県民会議』の議長を務めていた。
日韓トンネル構想とは、統一教会の教祖・文鮮明が提唱したプロジェクト。統一世界実現のため、日本と韓国をトンネルで結ぶという壮大な計画だ。全長は200キロで、総工費は10兆円に及ぶとされる」

 実際、佐賀県唐津市では1986年に調査斜坑が起工されが、現在までに500メートル程度の長さのトンネルが掘られたに過ぎないのだ。

「それでも、2009年には『一般財団法人国際ハイウェイ財団』が設立され、徳野英治氏ら教団の会長経験者が評議員として名を連ねてきた。2016年には韓鶴子総裁が来日し、トンネルを視察するなどしています」(社会部記者=文春オンライン)

 県政関係者がこういっている。

「統一教会の教義は、エバ国の日本がアダム国の韓国に対し、悔い改めなければいけないというもので、“反日”的な面が色濃い。ただ、その教義とは裏腹に、日韓トンネルは表向き、日韓友好を掲げてきました。関係者には政治と近い面々も多い。中山氏はこうした政界人脈を通じ、岸田氏の党員票獲得に動いてきたと見られます」(同)

 文春が中山に話を聞くと、

「日韓トンネルは発起人に入っている市議に会長(議長)になってほしいと言われ、引き受けた。私が出ているのは、年に一度の総会くらい。韓国では日韓トンネルをやっているのは、旧統一教会系と聞いたことがあります。だけど、熊本でそういう人が関わっている印象は全くありません。

 熊本岸田会も最初はお断りしていたけど、どうしてもということで引き受けた。岸田さんと最初に会ったのは、2019年12月。話も聞いてくれる好人物と思った。こっちは、総裁選で岸田さんに入れてくれる党員を増やそうという目的で。目標は達成できましたね」

 岸田首相に事実関係の確認を求めたが、

「ご質問の会議(日韓トンネル推進熊本県民会議)については存じ上げませんし、同会議がご指摘のような関係があること(統一教会の関連団体であること)について知りません。関係について会長に確認したところ、会長もご存じないようでした」

 日韓トンネルを推進しているのが統一教会の関連だと知らないとは、よほど世事に疎い人のようだ。その程度の知識で、統一教会と関連がある議員は入閣させないなどと、よくいえたものだ。

 中山は、いち早く文春オンラインがこれを報じると、議長を辞任した。

 また、文春の取材によると、岸田首相の地元広島で選対責任者を務める県議や、強力に推して広島県から国会議員に当選させ岸田派入りさせた前県議も、統一教会の関係団体と親密な関係があることがわかっているという。

「統一教会と関係の深い人物が、後援会長や選対責任者など岸田氏の政治活動を支える中枢幹部だったことが判明したことで、今後、統一教会問題にどのような対応をとるのか、注目される」(文春)

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