日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > チュート徳井、テレビに戻れない事情

チュートリアル徳井、完全復帰はまだ遠い? 下ネタを敬遠する今のテレビ界に居場所なし

チュートリアル徳井、完全復帰はまだ遠い? 下ネタを敬遠する今のテレビ界に居場所なしの画像1
徳井義実

 申告漏れ発覚による活動自粛を経て、徐々に公の場での活動を再開しているチュートリアル徳井義実。今年8月末には『東野・岡村の旅猿17』(日本テレビ系)で約10カ月ぶりに地上波番組に出演したが、その後目立った活動はないままだ。

「吉本興業としては、『旅猿』を足がかりにして、そのままちょっとずついろいろな番組に出演させる計画でした。しかし、その後オファーもあまりないようで、『しゃべくり007』や『今夜くらべてみました』(共に日テレ系)などのレギュラー番組も、なかなか一歩を踏み出せない状態。世間の反応も冷ややかで、もう少し様子見という感じになりそう」(制作会社関係者)

 そもそも、徳井に対する需要があまりないとも言われている。

「徳井さんはそれなりに頭が切れる芸人さんではありますが、絶大な支持を得ているという感じでもなく、カリスマ性があるわけでもない。決め手に欠けるというか、訴求力が弱いというか……。だから、批判覚悟で徳井さんに出演してもらおうという番組はほとんどない。そのため『しゃべくり007』や『今夜くらべてみました』が動かない限り、現状維持になってしまいそうです」(同)

 また、徳井の復帰に慎重になる背景には、昨今のテレビ界の風潮も関係しているようだ。

「徳井さんは“エロ妄想”が持ち味で、どうしても下ネタが多いんですよ。でも、ここ最近の地上波は、セクハラになる可能性のある話題は基本的にNG。女性に対して露骨に性的な目線を向けるような切り口はできるだけ避けるようにしています。

『しゃべくり007』や『今夜くらべてみました』に女性ゲストが出演した際には、徳井さんのエロ妄想が少なからず入り込んでいましたが、それらのストロングポイントが完全に消されてしまう。そういう状況があるので、制作サイドとしても徳井さんの生かしどころにあぐねているというわけです。徳井さんが完全に復帰するには、今の芸風のままではちょっと難しいということ。大幅なキャラチェンジ、もしくは別の得意分野を身に着ける必要があるかもしれません」(構成作家)

 徳井と同様に、下ネタが持ち味だった芸人は徐々に出番を減らしている。

「ケンドーコバヤシさんやさまぁ~ず三村さんなんかも、要注意芸人になっています。“ネタ”だということがわかっていても、下ネタはNGという番組が増えていますからね」(同)

 下ネタ芸人たちがテレビから完全に姿を消す日も近いかもしれない。

日刊サイゾー

芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。

Twitter:@cyzo

サイト:日刊サイゾー

にっかんさいぞー

最終更新:2020/10/01 16:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【1月期の冬ドラマ、最終回へ】視聴率・裏事情・忖度なしレビュー

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

茂木幹事長「吉野家」の領収書

今週の注目記事・1「『茂木幹事長』の卑しい『...…
写真
イチオシ記事

『R-1グランプリ』全ネタレビュー【前編】

 9日に行われたピン芸人日本一決定戦『R-1グランプリ2024』(フジテレビ系)は、漫談一筋20年の街裏ぴんくが優勝。賞金500万円を手にした。 ...…
写真