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週刊誌スクープ大賞

嵐・大野智熱愛写真流出は“ジャニーズから自立できない男”を彼女が見限ったから?

菅首相、大失敗答弁で失格!

 さて、文春が先週報じた中央道にかかる「緑橋」の耐震補強工事に、鉄筋が使われていなかった問題で、10月28日、中日本高速道路株式会社社員と、疑惑がもたれている大島産業の従業員らが、コンクリート内部の検査解析を行ったという。

 結果は、「(鉄筋は)無いですね」。報道通りだったのだが、おかしなことに中日本(株)は未だに「調査中」として検査結果を公表していないというのである。

 それも、当事者である大島産業も、本来施行さるべき鉄筋がされていなかったことは、当社の責任と認めているのに。

 文春のいうように、大島のCEOと親しい宮内秀樹農水副大臣が二階派の国交族だというふざけた理由で、この件がうやむやにされないよう、厳重に監視する必要がある。

 菅首相がひどい。日本学術会議が推薦した6人をなぜ任命拒否したのかという理由さえ答えられないのでは、首相失格である。

 さらに自著で、以前は、東日本大震災当時の民主党政権を「大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために政府があらゆる記録を残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と批判していた箇所を、最近出した改訂版では、そっくり削除していたというのでは、政治家の覚悟など毛頭ないといわれても仕方あるまい。

 ポストによると、8年前に出した本は、文藝春秋の自費出版部署からだったという。ポストが調べたところによると、関連費用は総額約686万円だったそうだ。

 私がいた講談社でも、政治家の本を多く出しているが、ほとんどは「必ず3000部買い取る」という約束で出すもので、自費出版というのは聞いたことがない。

 ポストがいうように、当時は民主党政権時代で、名もない自民党の議員では売れないと自覚して、自費出版したのだろう。

 だが、その内容の薄い中でも唯一といってもいい核心部分を、改訂版で自ら削除するとは、菅の本性がわかろうというものである。

 三島由紀夫が亡くなって50年たつ。1970年11月25日。私の誕生日の次の日だった。
私が講談社に入った年でもある。研修後、月刊現代(休刊)に配属された。

 三島が市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地に乱入した日、私は校了明けで眠い目をこすりながら、午後、中野駅に降り立った。

 何気なく駅のキオスクを眺めると、夕刊フジだったと記憶しているが、チンピラに「三島市ヶ谷自衛隊に乱入」と出ているではないか。

 早速買って読んでみた。

 詳報ではないが、三島が若者たちを連れて、自衛隊に乱入して自衛隊員たちに檄を飛ばしているようだと書いてあった。

 このまま帰って寝てしまおうかと思ったが、念のために、編集部に電話を入れてみた。

 先輩編集者は、案の定、知らなかった。

 すぐに編集長に伝え、「とりあえず帰って来い」といわれた。

 そこから締め切りを延ばして、取材合戦が始まった。

 三島の遺書を託された新聞社の人間のところにブツをもらいに行ったり、丸3日ぐらい寝る間もなかった。懐かしい思い出である。

 今振り返って驚くのは、編集部にはテレビもあったが、付けてもいなかったということである。

 牧歌的というのだろうか、ラジオさえも聞かずに校了していたのである。

 月刊誌だからというのではない。同じフロアの隣は週刊現代編集部だから、これほどの大ニュースがあれば、記者や編集者が編集部に駆け付けるはずだが、私が社を出た時にはそんな動きはなかった。

 今なら、瞬時にネットでもSNSでも流れるだろう。

 だが、事件を知った後の先輩編集者たちの情報収集力は大したものだった。

 三島家の取材、三島の友人関係、作家など、出版社の持っている情報力と人脈を駆使して、短時間で、かなりの情報を集めてきた。

 情報を少し早く知ったからといっても、普段からの人脈がなければ、深い取材はできない。

 今の編集者も新聞記者も、情報に振り回されて、人脈作りがおろそかになっているように思う。

 そんなことを、三島の死から50年で、思い出していた。

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