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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.119

危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』

tomie01.jpg死んでも死んでも、図太く生き返る富江(仲村みう)。
「美人薄命」という言葉は富江の辞書にはないのだ。
(c)Junji Ito (c)2011東映ビデオ

 富江は人気者だ。『リング』(98)の貞子、『呪怨』(03)の伽倻子にハリウッド進出は先を越されたが、シリーズ第1作『富江』(99)が公開されて以来、劇場版だけで過去7作が作られている。初代富江を菅野美穂が演じた後、宝生舞、酒井美紀らが”魔性の女”富江を代々演じてきた。宮崎あおい主演『富江 最終章・禁断の果実』(02)で打ち止めになるのかと思いきや、その後もしぶとく甦っている。死んでも死んでも、何度でもタフに甦るのが富江という女の魅力だ。わがままな女王さま気質なくせに、ひとりぼっちを嫌がる寂しがり屋でもある。艶やかな黒髪と左目の泣きぼくろに男は一度魅了されてしまうと、「富江のことを一番愛しているのは自分だ」という強迫観念に囚われてしまう。第8作となる『富江 アンリミテッド』で、今まで以上にチャーミングな富江像を創造したのは井口昇監督。成海璃子主演『まだらの少女』(05)、AKB48の前田敦子主演『栞と紙魚子の怪奇事件簿』(08年/日本テレビ系)といったアイドル系ホラー作品で才能をいかんなく発揮した異能の天才である。

 井口監督版『富江』のタイトルロールを飾るのは、仲村みう。ローティーン時代から過激な水着やゴスロリファッションで男たちを悩殺してきた”小悪魔系”タレントだ。2009年には17歳にして、所属事務所の取締役に就任して話題となった。多分、世界でもっとも若くて美しい取締役タレントだろう。最近は松本莉緒、あびる優らギャル系の富江が続いていたので、黒髪でミステリアスな雰囲気を漂わせる仲村みうは、伊藤潤二の原作のイメージに近い適役と言える。今回の富江は、高校で写真部に籍を置く内気な少女・月子の姉という設定。人間でないはずの富江に、妹や両親がいるという異色の設定にまず驚かせられる。妹の月子をティーン誌のモデルとしても活躍する若手女優の荒井萌がナイーブに演じた他、月子が憧れる柔道部の俊夫先輩をACのCMで顔なじみになった大和田健介、井口作品に度々登場するヒロインの親友”よしえ”をAKB48の多田愛佳が演じている。

tomie02.jpg富江の奔放さ、ミステリアスさに男たちは虜に
なってしまう。そして、また富江を巡って学園内
バトルロワイアルが勃発する。

 井口監督が紡ぐ悪夢の物語は、血の惨劇で開幕する。月子が美しい姉・富江をカメラで撮影していると、建設中のビルから資材が落ちてきて、富江の首筋に突き刺さる。登場してすぐに絶命してしまう不憫な富江。月子はそんな忌まわしい事故から1年経った今でも、なぜ誰からも愛された姉ではなく、ドジでノロマな自分が生き残ってしまったのかと自分自身を責めながら暮らしている。そんなとき、ふいに富江が自宅に帰ってきた。姉を失った心の傷を互いにケアし合うことで辛うじて成り立っていた月子の家庭は、姉が帰還したことで逆にあっけなく崩壊する。帰ってきて早々に「キャビアが食べたい、フォアグラが食べたい」と富江はわがまま放題だ。月子が「姉さんはおかしい」と訴えると、富江は父親に月子を折檻するように命じる。富江の命令を嬉々として受け入れる父親。母親は助けてくれない。でも、富江はイジワルなだけでなく、傷ついた月子のためにお風呂を沸かして、一緒に入浴することでスキンシップを図ることも忘れない。傲慢なくせに優しい富江。美しいけどグロテスクな富江。矛盾していればしているほど、富江は謎めいていて魅力的だ。

tomie03.jpg死んだはずの姉・富江が転校生として再び現
われ、妹の月子(荒井萌)は目が点になってしま
った状態。

 大林宣彦監督の青春ファンタジーの名作に『ふたり』(91)がある。事故で死んだ聡明な姉・千津子(中嶋朋子)は内気な妹・美加(石田ひかり)のことが心配で幽霊となり、妹が一人前になるまで励まし続けるというハートフルな怪談ストーリーだ。大林監督の『ふたり』に出てくる姉は心優しい幽霊だが、井口監督版『富江』の姉はとてもイジワルだ。愛情表現の裏返しで、かわいい妹をイジメ倒してしまう。サディスティックな姉とじっと耐える内気な妹との倒錯した姉妹愛が、井口監督独特の美学として闇夜にひっそりと花を咲かせる。冒頭で富江は「写真は、撮った人の心次第で変わるものよ」と月子に教えるが、その台詞はそのまま井口作品に当てはまる。映画には映画を撮った人の想いも一緒に映り込む。被写体のことが好きすぎて、自分が考えうる最上級の方法で追い詰めて行く井口監督の愛情が映像から溢れ出している。

 富江は人間じゃなくてモンスターなのに、妹や家族がいるのはおかしいと思う人もいるだろうが、大林監督の『ふたり』の姉・千津子は妹・美加が生み出したイマジナリーフレンドだったように、『富江 アンリミテッド』は月子が見る悪夢の世界なので、物語に矛盾や破綻があってもいっこうに構わないのだ。とりわけ、月子が通う高校で親友の佳恵(多田愛佳)や柔道部を巻き込む”鮮血の放課後”は、悪夢のテーマパークといった趣きとなっている。悪夢なので、どこまで逃げても、富江は追い掛けてくる。夢から醒めれば富江から逃げ切れることは分かっているが、でも不思議と富江と別れるのは寂しくて、目を醒すことをためらってしまう。もう少し、もうちょっとだけ、富江という悪夢を楽しんでいたくなる。

tomie04.jpg月子の親友・佳恵を演じる多田愛佳(AKB48)。
井口作品には”よしえ”という名前の女の子が
度々登場し、いつも悲惨な目に遭う。

 それにしても、”富江”とは一体何者なのだろうか? 富江が現われることで、女たちはその奔放さに嫉妬心を抱き、男たちは富江を愛するあまり独占欲に駆られてしまう。その結果、富江は登場する度に殺され、体をバラバラにされてしまう。それでも富江は甦る。バラバラにされた分だけ増殖して。恋愛という行為が先の読めないミステリーであるように、富江の正体を探ることも一種の官能性を伴う行為である。ひとつの仮説として、富江は人間が普段は封印している”欲望”のメタモルフォーゼと考えられないだろうか。社会生活を営む人間は学校でも職場でも、欲望剥き出しのままでは生活できない。大なり小なり、自分の内側から湧いてくる欲望や感情を押し殺しながら暮らしている。感情や欲望の赴くまま素直に行動すれば、「あいつはおかしい」と社会不適合者の烙印を捺されてしまうからだ。その押し殺した感情や欲望の生まれ変わりが富江なのだ。感情や欲望は押し殺せば押し殺すほど、自分の内側に澱として溜まっていく。富江は忘れかけた頃に突然ふいに現われ、学校や職場を混乱に陥れる。富江は殺しても殺しても何度も甦る。それは自分の内側で本来ずっと生き続けているものだからだろう。

 富江はモンスターであるが、同時に言いたいことは何でもズバズバと言う口の悪い親友でもある。また、いつまでも若いままでいたい、異性に振り向いてほしい、もっと自由に生きてみたいと願う自分自身の理想像でもある。井口監督の『富江 アンリミテッド』を観ていると、思春期の頃に妄想していた実にさまざまな想いが次々と甦ってくる。富江のことがますます愛おしく思えてくる。
(文=長野辰次)

tomie05.jpg
『富江 アンリミテッド』
原作/伊藤潤二 脚本/継田淳、井口昇 監督/井口昇 出演/荒井萌、多田愛佳(AKB48/渡り廊下走り隊)、大和田健介、大堀こういち、川上麻衣子、仲村みう 配給/ティ・ジョイ、CJ Entertainment Japan R15+ 5月14日より新宿バルト9ほか全国ロードショー公開中
<http://www.tomie-unlimited.com>

富江

初代富江は菅ちゃん。

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最終更新:2012/04/08 22:52
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