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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.111

閉鎖的な”村社会”をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』

beedebil.jpg洗練された都会の女性ヘウォン(チ・ソンウォン)は、
故郷の離島で幼なじみのボクナム(ソ・ヨンヒ)と再会する。ビバ、女の友情!
(c)2010 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved

 韓国映画界から、また新しい才能が生まれた。『チェイサー』(08)のナ・ホンジン監督(74年生まれ)、『息もできない』(08)のヤン・イクチュン監督(75年生まれ)ら韓流映画の型にハマらない骨太な新人監督たちが世界的な注目を集めた。サバイバル・サスペンス『ビー・デビル』でデビューを果たしたチャン・チョルス監督(74年生まれ)も振り切った演出で、2010年のカンヌ映画祭を賑わした存在だ。『ビー・デビル』の韓国での公開タイトルは、『キム・ボクナム殺人事件の顛末』。韓国で実際に起きた複数の性的虐待事件を組み合わせたもの。閉鎖的な社会の中で、SOSを発しながらも周囲から黙殺されてしまうヒロインの悲しみが描かれる。

 青い海に囲まれた美しい孤島が舞台。島民は全員合わせて9人という、とても静かな環境だ。ソウルの銀行に勤めるOL・ヘウォン(チ・ソンウォン)は都会の煩わしい人間関係を忘れるため、少女時代を過ごした懐かしい島で休暇を過ごすことに。島では幼なじみだったキム・ボクナム(ソ・ヨンヒ)が、ヘウォンとの再会を喜び、歓迎してくれた。ボクナムは島で結婚し、島から出ることなくずっと暮らしていたのだ。単調な島の暮らしの中で、ひとり娘の成長だけがボクナムの生き甲斐だった。

beedebil02.jpg島での虐待生活に耐え続けてきたボクナムだっ
たが、”命より大切なもの”を奪われたこと
から大逆襲に出る!

 ボクナムと旧交を温めるヘウォンだったが、次第にこの島はどこか異常なことに気づく。ヘウォンの前では明るく振る舞っているボクナムだが、家に戻ると毎晩のように夫のDVに遭い、姑からは奴隷同然にこき使われ、さらには義弟の性欲処理までさせられていたのだ。他の島民たちは、そんな光景はもう見慣れてしまったらしく、誰もボクナムを助けようとはしない。ボクナムは親友のヘウォンに「私と娘をソウルに連れて行って」と懇願するが、束の間の休暇を過ごしに来たヘウォンには、気が重い頼みだった。ボクナムと距離を置こうとする。もう誰も助けてくれない。精神的に追い詰められたボクナムの心の中のストッパーが外れた。ついにボクナムの逆襲が始まる。

 チャン・チョルス監督は、韓国の鬼才キム・ギドク監督の代表作『春夏秋冬そして春』(03)、『サマリア』(04)で助監督を務めることでキャリアを磨いてきた。師匠であるギドク監督からは「観客の目をスクリーンから逸らさせないこと」「劇中の会話は、実際の日常会話よりもテンポを早くすること」などを学んだそうだ。そして、本作では何よりも師匠譲りの”痛い”描写をふんだんに見せてくれる。ボクナムの逆襲シーンがあまりに過激な描写となったため、日韓でR18指定になってしまったほど。また、主人公である島育ちの女・ボクナムを演じたのは、『チェイサー』で快楽殺人鬼のターゲットとなる美人風俗嬢に扮したソ・ヨンヒ。出資会社はもっと知名度の高い女優の起用をチョルス監督に求めたそうだが、有名女優たちが作品内容を知って尻込みしたため、ソ・ヨンヒに主演の座が回ってきた。ひとり娘を愛するあまり、”逆・鬼子母神”と化すボクナム役を全身全霊で熱演してみせた。

beedebil03.jpg『チェイサー』とは180度異なるブチ切れ演技
を見せたソ・ヨンヒ。「包丁を舐めるシーンは
側で見てててゾッとした」とチョルス監督。

 2010年11月の東京フィルメックスで来日したチャン・チョルス監督に話を聞く機会があった。チョルス監督自身が6歳のときにようやく電気が通じたという田舎で育ち、男尊女卑の風潮の強い村の中で母親が理不尽な目に遭うのを子どもの頃に度々見ていたという。「海外では『この島のようなことが韓国ではありうるのか?』とよく質問されます。でも、韓国ではそのことは、まったく尋ねられません。あちこちで頻繁に起きているわけではなくても、今でもありえない話ではないということなんです」と説明する。多分、韓国の田舎に限らず、ボクナムのようなスケープゴートはどこの国でも、どこの社会でも存在するはずだ。そして、ボクナムの救いを求める視線に気づかないふりをする島民やヘウォンも。

 ”復讐バイオレンス”というジャンルをデビュー作に選んだ理由についても聞いてみた。チョルス監督によると、韓国映画界はブームが去った現在では実績のない新人監督が商業デビューを果たすのは非常に困難な状態にあるそうだ。映画監督志望の若者は大勢いるものの、出資会社がなかなか見つからないという状況の中で、1人消え、2人消え……と段々と減っていき、チャンスを狙って待ち続ける人間の心の中に、次第に澱が積もっていくらしい。このまま自分は、永遠に監督デビューできないままなのか? 社会の中で、誰にも知られずに埋もれて一生を終えるのか? いや、何としても自分の映画を撮り上げたい。そして、一本だけ監督したものの、誰にも見向きもされずには終わりたくない。映画界に自分の爪痕を残したい。映画監督として、ちゃんと社会と関わって生きていきたい。そんな閉塞的な現状を打破するために選んだ題材が、『キム・ボクナム殺人事件の顛末』だった。映画の中のボクナムと同様に、チョルス監督も精神的に追い詰められ、突破口を見出すために懸命だったのだ。

 平穏なときに変わらぬ友情を誓い合ったヘウォンとボクナムだったが、島で起きた事件をきっかけに、2人の間には埋めがたい深い溝があることが露呈する。結局、島の環境が閉鎖的だったのではなく、ボクナムに対する周囲の人間の心が閉鎖的だったのだ。だが、心のストッパーを外したボクナムは、そんな溝さえもビョーンと飛び越えて、島から逃げ出そうとするヘウォンのもとへと迫ってくる。善悪の彼岸を飛び越えたボクナムは、悲しいほどにタフでワイルドだ。実績を持たないチャン・チョルス監督と地味な演技派女優というイメージの強かったソ・ヨンヒは、本作でもって韓国映画界にしっかりと爪痕を残した。映画監督として、女優として、映画界できっちりとサバイバルするために。
(文=長野辰次)

●『ビー・デビル』
監督/チャン・チョルス 出演/ソ・ヨンヒ、チ・ソンウォン 配給/キングレコード R18+ 3月26日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次公開 <http://www.kingrecords.co.jp/bedevil>

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最終更新:2012/04/08 22:53
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