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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.121

理想と情熱がもたらした”痛い現実” 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』

mbp001.jpg反戦&学生運動が盛り上がった1960年代末を舞台にした
『マイ・バック・ページ』。妻夫木聡が記者、松山ケンイチが学生運動の
闘士を演じる。(C) 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会

 とてもナイーブな青春映画『マイ・バック・ページ』を極めて乱暴に説明すると、大学を卒業して間もないヤル気に満ちた新社会人が理想と現実の狭間にパックリと口を開いた”落とし穴”に足をすくわれてしまう痛いドラマである。朝日新聞社に入社し、20代を週刊朝日、朝日ジャーナルの記者として過ごすが、ある事件に関わったことから同社を懲戒免職となった評論家・川本三郎氏の実体験を綴った同名エッセイが原作だ。時代設定は”全共闘運動”が盛り上がった1969年~1972年だが、映画の主人公・沢田のように、理想を追い求めすぎたために職場で浮いてしまい、退職・転職を余儀なくされた人は今も少なくないだろう。マジメで情熱的な若者ほど陥りやすい、実社会に潜む”落とし穴”の存在を、長編映画は『天然コケッコー』(07)以来となる山下敦弘監督がじっくりと丁寧に描き出している。

mbp002.jpg学生運動を取材する週刊誌記者の沢田(妻夫木聡)
は年齢が近いこともあり、体制打破を訴える学
生たちにシンパシーを感じていた。

 大手新聞社に入社した沢田(妻夫木聡)は週刊誌編集部に配属されるが、まだ学生気分が抜け切っていない。記者であることを隠して、『男はつらいよ』(69)の寅さんよろしくテキ屋への潜入体験取材をするが、気のいいテキ屋の仲間たちに自分の正体を偽っているのが心苦しい。大きな組織に籍を置き、安全な立場から取材していることに”良心の呵責”を感じる。編集部に戻った沢田は、学生運動の最前線を取材する先輩記者(古舘寛治)に刺激を受け、自分もスクープをものにしたいと考えるようになる。そんなときに出会ったのが、自称”活動家”の大学生・梅山(松山ケンイチ)だった。学生運動の波に乗りそびれた野心家の梅山と、早く一人前の記者になろうと焦る沢田とが不幸な形で出会ってしまった。CCRの反戦ソング「雨を見たかい」をギターで弾き語る憎めない男・梅山は沢田から取材費を度々せびりながら、ついに”革命”を決行。梅山の指示を受けた柴山(中村蒼)らが自衛隊駐屯所を襲撃する。

 劇中で描かれる自衛官殺害シーンは、学生運動が過激化していった1972年に起きた「朝霞自衛官殺害事件」を再現したもの。梅山が起こしたセンセーショナルな事件を、懇意にしていた沢田はスクープとして独占取材するが、会社上層部は記事の掲載をストップする。梅山は思想犯ではなく、殺人犯だと断定したのだ。上司は梅山に関する情報を警察に提供するように命じるが、沢田はジャーナリストとしての大鉄則”取材ソースの守秘”にこだわる。記者としてのアイデンティティーを最後まで貫き通すか、それとも上司の命令に従って警察に協力し、残りの人生は定年退職まで何もなかったように静かに黙って過ごすのか。沢田は二者択一を迫られる。

mbp003.jpg東大安田講堂事件に感化された梅山(松山ケンイチ)
は、仲間を集めて”赤邦軍”を名乗るようになる。

 松山ケンイチ演じる梅山という男は、まったく意味不明な男だ。思想的信条があって、自衛隊を襲撃するわけではない。何かデカいことをやって世の中を変えたいと思っているものの、でもどう世の中を変えたいのかが分からないまま行動を起こしてしまう。梅山の溜め込んだエネルギーの爆発場所がステージや映画製作の現場なら良かったが、彼が仲間を巻き込んでジャンプした着地点は政治テロという名の殺人事件だった。原作にはなかった梅山の視点が映画では大きな比重を占めており、全共闘世代の若者たちの血気にはやった行動が、ひとりの自衛官の命を奪った事実が生々しく再現されている。『リンダ リンダ リンダ』(05)など軽妙な青春コメディを得意にしていた山下監督が、超シリアスな演出で新境地を切り開いている。

 出演シーンは限られているが、物語上の重要なキーパーソンとなっているのが、忽那汐里演じる倉田眞子。沢田が配属された週刊誌のカバーガールを眞子は務めており、社会の毒をまだ浴び切っていない2人は仲良くなり、日比谷へ一緒に映画を観に出掛ける。2人が観る映画は、アメリカン・ニューシネマの隠れた名作『ファイブ・イージー・ピーセス』(70)。ジャック・ニコルソンが女癖の悪い放蕩のピアニストを演じたこの作品は、ラストがドラマチックな『俺たちに明日はない』(67)や『真夜中のカーボーイ』(69)と比べて、非常に地味な作品。沢田は「つまらなかったね」と感想を漏らすが、眞子は「面白かった」という。ジャック・ニコルソンが父親の前で泣くシーンがいいのだという。眞子は「私はきちんと泣ける男の人が好き」と沢田に語る。

mbp004.jpg編集部に遊びに来た表紙モデルの眞子(忽那汐里)。
沢田は、眞子とのちょっとした会話に安らぎを
覚える。

 社内的政治に右往左往する社員記者たちと違って、眞子はこの時代のイノセントさの象徴のような存在だ。眞子のモデルとなったのは、「週刊朝日」のカバーガールを2年間務めた保倉幸恵さん。気取りのない明るい笑顔で人気者となった彼女は、その後は時代劇コメディ『天下御免』、永島慎二原作の『黄色い涙』などのNHKドラマに出演し、女優としての活躍を期待されていた。しかし残念なことに、彼女は1975年に22歳の若さでみずから命を絶っている。カメラに向かって笑顔を振りまいていた彼女もまた現実社会の”落とし穴”に陥ってしまったのだ。そして、彼女は2度と戻ってくることはなかった。

 アメリカン・ニューシネマの主人公たちは、みんな自由を求めて旅を続けた。そして、どこにも自分たちが求める自由や理想郷がないことが分かると、最後は潔く死んでいった。『俺たちに明日はない』のボニーとクライドも、『明日に向かって撃て!』(69)のブッチとサンダンスも、『イージーライダー』(69)のビリーとキャプテン・アメリカも、みんな最後はカッコよく犬死にした。でも、現実は映画とは違う。例え、どこにも夢や自由や理想郷がないと分かっていても、生きながらえていかなくてはならない。会社に辞表を届けた沢田は、世間では青春と呼ばれるイノセントな季節が自分の中でエンドマークが打たれたことを悟る。立ち寄った居酒屋で沢田が飲むビールは苦い。あまりにも苦い。
(文=長野辰次)

mbp006.jpg
『マイ・バック・ページ』
原作/川本三郎 脚本/向井康介 監督/山下敦弘 撮影/近藤龍人 出演/妻夫木 聡、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、韓英恵、中村 蒼、長塚圭史、山内圭哉、古舘寛治、あがた森魚、三浦友和 配給/アスミック・エース 5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国公開中
http://mbp-movie.com/

週刊真木よう子 中野の友人

山下×井口昇×真木よう子という。

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[第117回]“セカイ”を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』
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[第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは”映画の神様”となった
[第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

最終更新:2011/06/09 12:36
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