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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.120

胸に響く金言”プロとは手を抜くこと” 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』

atom1.jpg日本初の音響デザイナーとして活躍した大野松雄氏。
『アトムの足音が聞こえる』は、彼の破天荒な半生を追い掛ける。
(c)シネグリーオ2010

 未来社会を音でデザインした、ひとりの天才がいた。その天才の名前は大野松雄。音楽マニアには”日本初の音響デザイナー”として名前を覚えられているが、日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』(63~66年、フジテレビ系)の効果マンといったほうが分かりやすいだろう。アトムの歩くときの、ピョコピョコという足音を生み出した裏方さんである。ロボットであるはずのアトムだが、その足音は非常にかわいらしく、足音にアトムの人格が備わっていた。アトムが生きている時代は未来だから、現代にない新しい素材が開発されているに違いないというのが大野氏の考えだった。大野氏は登場して間もない電子音楽を使って、”この世ならざる音”を生み出すことに情熱を注いだ。そんな天才的職人の半生を追ったのが、『パンドラの匣』(09)、『乱暴と待機』(10)などの劇映画で知られる冨永昌敬監督のドキュメンタリー映画『アトムの足音が聞こえる』である。

 ”この世ならざる音”を追い求めた大野氏の『鉄腕アトム』での仕事ぶりは、その後の日本のアニメ界に多大な影響を与えた。『宇宙戦艦ヤマト』(74年、日本テレビ系)で宇宙の広大さを電子音で表現した柏原満氏は大野氏の直弟子であり、『機動戦士ガンダム』(79年、テレビ朝日系)の効果音を担当した松田昭彦氏も大野氏の影響を大きく受けたと話す。世界中で人気を博した日本のSFアニメは、大野氏の存在なしではかなり評価の違ったものになっていたようだ。また柏原氏は『サザエさん』(フジテレビ系)、『ドラえもん』(テレビ朝日系)などの長寿アニメの効果音も手掛けている。タラちゃんが駆け足するときの不思議な足音は、どうやらアトムの足音の名残りらしい。大野松雄の存在を知らない人も、彼が生み出した、もしくは彼の影響を受けた”この世ならざる音”を耳にしながら、少年少女期を過ごしていたわけだ。

atom2.jpgアニメ『鉄腕アトム』のサウンド・エフェク
ト集である『鉄腕アトム・音の世界』。
大野氏の革新性は、古さを感じさせない。

 アトムの足音の意外な正体も解き明かされるが、本作は大野氏の天才ぶりを讃えるのが主題ではない。天才的な音の職人・大野松雄の、天才ならではの人間的な面白さを冨永監督は掘り下げていく。アニメ『鉄腕アトム』の原作者兼演出家であった手塚治虫に対して、大野氏は「印刷媒体でのあなたの仕事は尊敬しますが、映像に関してはド素人。素人は黙っててください」と言い放っている。”漫画の神様”に、ここまで言った人はそうそういなかったはずだ。天才だからこそ神様に向かって、ガチでケンカをすることもできた。また、アニメファンにとって、伝説的作品である『ルパン三世』第1シリーズ(71~72年、日本テレビ系)のエンドロールには”サウンド 大野松雄”と堂々とクレジットされているが、実際は名前を貸しただけで、本人はまったく『ルパン三世』には関与していなかったことが明らかにされる。天才であると同時に、かなりテキトーな一面も持ち合わせていたようだ。大野松雄とは一体どんな人物なのか、興味が湧いてくる。

 大野氏が直接手掛けたテレビアニメは、結局『鉄腕アトム』だけだが、その後は『惑星大戦争』(77)などの映画を、さらに「つくばEXPO’85」のパビリオンなどの空間音響システム・デザイナーとして才能を発揮する。いち裏方に留まらず、ドキュメンタリー映画の製作・監督も手掛けている。大野氏が拠点とした東京・青山の大野スタジオ(綜合社)は、前衛芸術家が集まる梁山泊と化していたそうだ。だが、やがて借金で首が回らなくなり、大野氏は夜逃げしてしまった事実が告げられる。冨永監督は大野氏の亡命先である関西へと向かい、いよいよご本人が登場。滋賀県にある知的障害者たちのための施設「もみじ寮・あざみ寮」で年に一度開かれる寮生たちが出演する公演の音響を手掛けている大野氏のもとを、冨永監督は訪ねる。

atom3.jpg『機動戦士ガンダム』の迫力あるサウンドも、
『鉄腕アトム』の影響を受けていた。
(c)創通・サンライズ

 大野氏は1930年生まれ(東京・神田生まれの江戸っ子)。見た目は好々爺然としているが、冨永監督によるとやはり油断ならない人物だったそうだ。初対面の日、和やかな雑談の最中に軍事評論家・田母神俊雄の話題が出たとたん、「あの野郎、戦争も知らないくせに、いい加減なこと言いやがって!」と過激な口ぶりとなり、冨永監督をワクワクさせている。その一方、撮影中には「若い人はだめだな。頭が固いな」と何度も嫌みも言われたそうだ。

 そんな大野氏の口からこぼれる職人哲学がサイコーに振るっている。「プロとは、いつでもアマチュアに戻れること。そして、どんなに手を抜いても、相手を騙せること」。実に含蓄ある言葉ではないか。確かに、プロ野球のエースは、ここぞという勝負どき以外は全力投球しない。全イニングを全力投球すれば、肩を故障してしまう。いかに手を抜いて、最善の結果を残すかがプロの仕事というわけだ。大野氏は「これだという仕事以外は手を抜いていたよ」と笑いながら語る。そう言いながら、大野氏は「あざみ寮、もみじ寮」の舞台公演をボランティアとして無償で長年支えている。「痩せても枯れても、かつてその道でプロと呼ばれたから、手抜きはできない」と言う。「プロとは手を抜くこと」という言葉と相反するが、これは「プロとは、いつでもアマチュアに戻れること
を指すのだろう。

 「あざみ寮・もみじ寮」で過ごす大野氏の表情は、とてもおおらかだ。都落ちした”過去の人”には見えない。天才・大野氏にとって、「あざみ寮・もみじ寮」はどのような場所なのだろうか。冨永監督にコメントを求めた。

冨永監督「あざみ寮・もみじ寮という場所は、僕らのような外部の人間に対しても大変にウェルカムなところで、とても居心地がよく、大野さんが何かとあそこに入り浸るのも雰囲気として理解できました。なにしろ、大野さんと寮生さん(施設生活者)や職員のみなさんとは40年のつきあいですから、ほとんど兄弟のような関係なんじゃないでしょうか。たとえば体育館です。あそこは大野さんの音響実験室みたいになっていて、大野さんが作り出す大音量の凄まじい音さえ、施設の日常に溶け込んでいるといった感じです。みんな、大野さんのことを”奇怪な音づくりに没頭する兄貴”くらいに思ってるんじゃないですか」

atom4.jpgオープンリールデッキを使って演奏する音楽
集団「Open Reel Ensemble」。孫世代のクリ
エイターたちも大野松雄をリスペクトしている。

 冨永監督作品は、『パビリオン山椒魚』(06)や『パンドラの匣』でジャズミュージシャンの菊地成孔、『乱暴と待機』で相対性理論と大谷能生といった気鋭のアーティストを起用し、オシャレな音楽のイメージがあるが、型破りな天才・大野松雄氏の生き様に触れたことで、今後どのような化学反応が生じるのかも気になるところだ。

冨永監督「僕の映画の音楽がオシャレかどうかはともかく、大野さんから何らかの刺激を受けたのは間違いありません。ただそれは、自分とはまったく異質な人物から人生が変わるほど影響を受けたというわけではなく、もともと僕が持っていたであろう大野松雄的な部分が、大野さんに会ったことで自覚できたということだと思います。大野さんについては心から尊敬する一方で、夜逃げしたとか、歯がなかったりとか、そういう刹那的な部分は手本になりませんが……」

 プロとはうまく手を抜くこと。ピョコ。そして、いつでもアマチュアに戻れること。ピョコピョコ。アトムの足音と天才職人の言葉が、いつまでも胸にエコーし続ける。
(文=長野辰次)

『アトムの足音が聞こえる』
監督/冨永昌敬 ナレーター/野宮真貴 音響効果/パードン木村 出演/大野松雄、柴崎憲治、竹内一喜、大和定次、杉山正美、高橋巌、柏原満、桜井勝美、田代敦巳、町田圭子、小谷映一、ひのきしんじ、松田昭彦、Open Reel Ensemble、齋藤昭、湧井康貴、村上浩、由良泰人、レイ・ハラカミ、金森祥之 
配給/東風 5月21日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中
<http://www.atom-ashioto.jp>

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最終更新:2012/04/08 22:52
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