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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.148

追悼……”永遠の反逆児”原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化

genshiryokuwar01.jpg『竜馬暗殺』『祭りの準備』に続く、黒木和雄監督&原田芳雄のタッグ作
『原子力戦争 Lost Love』。風吹ジュンさんもお若い。
(c)1978文化企画/ATG

 ”永遠のアウトロー”原田芳雄さんが今年7月19日に亡くなった。300年続く”村歌舞伎”を守る筋金入りのカブキ者を演じた主演作『大鹿村騒動記』の封切りを見届けてから旅立った。原田芳雄さんの代表作というと、鈴木清順監督と組んだ幻想談『ツィゴイネルワイゼン』(80)、若松孝二監督と組んだハードボイルド作『われに撃つ用意あり』(90)などのイメージが強烈だが、いちばん主演&出演数が多かったのは黒木和雄監督とのコンビ作だった。『竜馬暗殺』(74)を皮切りに、『祭りの準備』(75)、『浪人街』(90)、『スリ』(00)、『父と暮らせば』(04)などの秀作を残している。原田芳雄&黒木和雄の名タッグ作の中で”幻の作品”と化していたのが、福島原発のお膝元・いわき市でロケを敢行した社会派サスペンス『原子力戦争 Lost Love』(78)。ビデオ化されたものの長らく廃盤扱いだったが、12月7日(水)にようやく初DVD化された。

 原作は田原総一朗氏のドキュメンタリーノベル『原子力戦争』(筑摩書房)。田原氏が東京12チャンネル(現テレビ東京)でドキュメンタリー番組のディレクターを務めていた時代の作品だ。小説版の主人公はテレビ局のディレクター。原発問題を取材しているうちに、魑魅魍魎のごとく原発利権に群がる怪しい人物たちに次々と遭遇していく。原発建設予定地には億単位の金がバラまかれ、まず地元の人たちの金銭感覚や人間関係をズタズタにしてから開発が進むこと。原発推進派には企業主体か官僚主導かで派閥争いがあること。反対運動側にも補償金目当ての亡者が少なくないこと。原発で下請け業者として働いていた人たちが白血病で亡くなっても、肝臓病とカルテが書き換えられること。電力会社側が言う”無事故”とは、事故を起こさないことではなく、事故を外部に漏らさないよう、もみ消すということ。事故を追求しようとした県議は懲罰委員会に掛けられたこと……。仮名による小説という形にすることで、原発に関するさまざまな問題を赤裸々に暴いている。田原氏はこの小説の雑誌連載を続けたことで東京12チャンネルを退職することになると同時に、身の危険も感じたそうだ。

genshiryokuwar02.jpgミステリアスな未亡人を演じたのは国際派
モデルとして活躍した山口小夜子。福島原発
に近い小名浜での撮影だ。

 映画版『原子力戦争』では、主人公の坂田(原田芳雄)は原発問題や政治にはまったく関わりのないただのチンピラ。情婦をソープランドで働かせて、東京でヒモの生活を送っていた。情婦は母親の三回忌に出るために東北の小さな町に帰省したが、それっきり連絡がない。おかしく思った坂田は情婦の故郷を訪ねるが、実家で暮らす父親(浜村純)からけんもほろろに追い返される。真っ白なスーツにサングラス姿の坂田は、異分子としてすぐに町中に知れ渡った。東京から左遷されてきた新聞記者・野上(佐藤慶)が坂田に近づき、耳打ちする。数日前に原発の技師が女性と心中した溺死体が浜辺で見つかったが、その女性が捜している相手ではないのかと。

 なんで自分の女は、見も知らぬ原発技師と心中したのか? 坂田はさっぱり見当がつかない。だが、女に食べさせてもらっていたヒモとしての仁義から、坂田は女の不可解な死因を調べ始める。亡くなった原発技師の未亡人(山口小夜子)や情婦の妹(風吹ジュン)たちと接触していくうちに、情婦の兄は地元の漁業組合をまとめる立ち場にあり、将来は市長選出馬を目論んでいることが分かる。また、原発技師は原発の構造に重大な欠陥があることに気づき、その証拠を公表しようと考えていた。どうやら、原発技師を口封じする際に、情婦は心中と見せかけるための道連れになってしまったようだ。東京でソープ嬢として働いていた情婦は、野心家の兄にとって邪魔者だったに違いない。原発推進派によれば、原発建設はエネルギー資源に乏しい日本国の将来を支えるための必要不可欠な国家プロジェクト。その尊い生け贄に、面識のない2人が選ばれてしまったのだ。坂田は危険を承知で原発技師が残した原発事故の証拠写真を持ち歩く。真犯人が誰であるか確かめるために。

genshiryokuwar03.jpg恋人の死因を調べようとした坂田(原田
芳雄)は暴漢たちに襲われる。坂田の行動は
相手にすべて筒抜けだった。

 撮影中はずっと東電の監視者が現場近くに張り付いていたという本作。話題となったのが、主人公の坂田が福島原発にアポなしで乗り込むシーンだ。エントランスで警備員たちは、撮影クルーに対して撮影を止めろと立ち塞がる。その騒動がドキュメンタリータッチで映し出される。DVDには特典映像として田原総一朗氏のインタビューが収録されているが、「黒木監督は3割くらいは原田さんが逮捕されるのを望んでいたのではないか」と語っている。当然、そのぐらいの覚悟があって、原田芳雄さんは『原子力戦争』に主演することを引き受けていただろう。映画を成立させるためなら自分の体を張ったし、そうすることが主演俳優の務めだと考える人だった。

 原田芳雄さんには1度だけだが、『たみおのしあわせ』(07)の公開時にインタビューさせてもらった。ある手違いから自分は誤った取材場所に向かってしまったため取材時間に遅れてしまったのだが、焦りと緊張で汗ダラダラ状態だったこちら側を原田芳雄さんはにこやかに迎え入れてくれた。サングラスを外した目が優しかった。原田芳雄さんは高校を卒業して、しばらくの間、銀座でサラリーマンをしていたそうだ。といっても、会社にはしょっちゅう仮病をつかって、気が向いたときにしか出社しなかったとのこと。職場には全然顔を出さないくせに、社員による草野球大会ではピッチャーで4番を打ち、忘年会の余興では上司や先輩を差し置いて大トリを飾っていた。楽しそうに自身のサラリーマン時代を語ってくれた。原田芳雄さんが俳優座に入ることを決め、会社に退職届を出しにいくと、会社中の人たちが大喜びで送り出してくれたそうだ。

 型破りで気骨があって、男のフェロモンむんむんで、そして優しくてユーモアたっぷりで、映画を愛した人。原田芳雄さんという素晴らしいスターが日本のインディペンデント映画シーンにいたことを胸に刻みたい。
(文=長野辰次)

genshiryokuwar04xs.jpg
『原子力戦争 Lost Love』
原作/田原総一朗 脚本/鴨井達比古 監督/黒木和雄 出演/原田芳雄、山口小夜子、風吹ジュン、磯村みどり、西山嘉孝、早野寿郎、草薙幸二郎、石山雄大、浜村純、戸浦六宏、和田周、三戸部スエ、鮎川賢、阿藤海、榎木兵衛、岡田英次、佐藤慶 
12月7日(水)DVDリリース 発売・販売/キングレコード

原子力戦争 Lost Love

追悼。

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最終更新:2012/04/08 22:36
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