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さよならシネマの記事一覧 (24件)

稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『バーナデット ママは行方不明』映画の主題よりも日本人として気になる事

ハッピーエンド、だが……  ごくシンプルに言えば、「仕事を辞めた中年主婦が、有能でクリエイティブすぎるあまり退屈な環境に病み、ふたたび自分の才能を活かせる仕事に就く話」だ。 ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『バービー』男女入れ替え逆転構図の妙

※本稿にはラストシーンに言及する記述があります。 女性が被る理不尽の的確な言語化  『バービー』が非常にすぐれた知的風刺コメディであることは論を俟たない。男性中心社会で虐げら...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『1秒先の彼』がリメイクで性別変更した理由とは?

リメイクで性別を変更  ドラえもんとひみつ道具が出てこない『ドラえもん』のような映画、あるいはSF(すこし・ふしぎ)な藤子・F・不二雄ワールド。生前のF先生が描いた中編(『...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の「エヴァみ」

『スパイダーバース』が画期的だったこと  マルチバース的な並行世界のそれぞれに存在する複数のスパイダーマンの集合と活躍を描いた前作『スパイダーマン:スパイダーバース』(18)は...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『アフターサン』を観て憂う、超少子化社会ニッポン

回想録なのに回想主がいない  11歳の少女ソフィ(フランキー・コリオ)が、今は離れて暮らす31歳の父親カラム(ポール・メスカル)と、トルコのリゾート地で数日間まったりと過ごす...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『アダマン号に乗って』心を病んだ人が感じる「居心地の良さ」とは?

精神疾患なのに生き生きしている  パリのセーヌ川に浮かぶ、船の形をしたデイケアセンター「アダマン」。『アダマン号に乗って』は、そこに日々集う精神疾患者たちの様子を捉えたドキ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『フェイブルマンズ』は「思ってたのと違う」映画

思ってたのと違う  あらゆる監督作品に「家族愛」テーマを必ずと言っていいほど差し込んでくる巨匠スティーヴン・スピルバーグが送る「初の自伝的作品」(チラシのキャッチより)だけに...
稲田豊史の「さよならシネマ」

『逆転のトライアングル』松本人志が撮るかもしれなかった「有害な男らしさ」

あ、これ「トカゲのおっさん」だ  カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞、ゴールデングローブ賞作品賞・女優賞受賞、アカデミー賞作品賞・監督賞・脚本賞ノミネート(2023年...

GG賞3冠!『イニシェリン島の精霊』はオジサン同士の泥沼離婚劇!?

これは「何のたとえ話」なのか?  『スリー・ビルボード』で2017年の映画賞レースを総なめにしたマーティン・マクドナー監督が、またも小難しい映画を撮った。第80回ゴールデン・...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は虚構世界のドキュメンタリー映画!?

没入感<実在感  ジェームズ・キャメロンが『アバター』(09)以来13年ぶりの続編として、かつ全5部作の2作目として監督した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(WoW...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

まるで『ピタゴラスイッチ』…『宮松と山下』永遠に見続けられる香川照之の所作

 まもなく1歳になる息子と一緒に、よく『ピタゴラスイッチ』を見る。Eテレで放送中の幼児向け番組だ。  『ピタゴラスイッチ』には色々なコーナーがあって、どれもこれも面白いのだが...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『もっと超越した所へ。』反ジェンダーフリーなどんでん返しと主題歌がaikoの意味

 ざっくり言えば、4人の女性(前田敦子、伊藤万理華、黒川芽以、趣里)が4人のクズ男(菊池風磨、オカモトレイジ、三浦貴大、千葉雄大)から“被害”を受け、最後に激ギレする話だが、...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『川っぺりムコリッタ』、一見スローライフ映画から漂う死の香り

※本記事は2P以降に、多少のネタバレがあります。 『かもめ食堂』が嫌だった  荻上直子監督作と言えば、『かもめ食堂』(06)を思い起こす方も多いだろう。筆者もそのひとりだ。 ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が「大人」になって捨てた不都合な過去

「未公開シーン42分」の謎  日本で1986年に公開された『ロッキー4/炎の友情』(85)は、当時の小中学生男子にたいそう愛された。80年代の男の子トレンドで言えば、ジャッキ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『キャメラを止めるな!』は「原作と違うからダメ」を一蹴する

話題作のリメイクに孕む危険  キャスト無名の超低予算映画ながら2018年に大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)。そのフランス版リメイクだ。一言で言え...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

映画『わたしは最悪。』“奔放”と“正直”を言い訳にする“最悪”な人間性が痛快

吉田戦車の『火星田マチ子』  映画の話の前に、やや長めの前置きを。  『伝染るんです。』『ぷりぷり県』『殴るぞ』などで知られる不条理漫画の第一人者・吉田戦車が1993年に刊...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

知性があってもたいした仕事に就けない『パリ13区』の若者と、近くて遠い日本の若者

『ディーパンの戦い』(15)でカンヌ国際映画祭・パルムドールを受賞した御年69歳のジャック・オディアールが、パリに住むミレニアル世代(2022年時点でおおむね20代中盤~30...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』――リドラーはジョーカーを超えられない

これはカレーじゃない  『バットマン』という映画は、撮る監督によって大きくテイストが変わる。それがまた、毎度の楽しみでもある。  過去の『バットマン』を振り返れば、ティム・バ...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

映画『牛久』は外国人「収容」の実態を暴き、ダブルスタンダードな日本を追い込む

 2021年3月、スリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入国管理局の施設で「病死」した。ウィシュマさんは日本の子どもたちに英語を教える目的で来日したが、在留資格...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」

佐藤二朗主演『さがす』―「ながら観」と「倍速視聴」ができない映画

 『岬の兄妹』(19)で国内映画界に衝撃をもたらした片山慎三監督が、『さがす』で商業映画デビューを飾った。「連続殺人犯を捕まえたら300万もらえる」と言い残して姿を消した父親...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」

『ただ悪より救いたまえ』――「007より面白い」という贅沢

 奮発して泊まった高級ホテルの創作ビストロより、翌日に通りすがりで入った町中華のチンジャオロース丼のほうが、ぶっちゃけ胃が満足した――ということが(筆者は)ままあるが、つい最...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい〜」

『ドーナツキング』――「国策」が育てたドーナツとカニとカクテルとポテチ

 アメリカ人のドーナツ消費量は年間100億個。すなわちアメリカにおける「コーヒーとドーナツ」は日本における「ご飯と味噌汁」に近い朝食の定番だが、ドーナツの本場・カリフォルニア...
稲田豊史の「さよならシネマ〜この映画のココだけ言いたい」

グレタ・トゥーンベリは折り合いがつけられない―世間からアンチを受けてもむき出しなワケ

 グレタ・トゥーンベリ。弱冠18歳、スウェーデンの環境活動家。彼女の言動に苛立つ、あるいは彼女の名前が話題に出た途端、無言で冷笑する中年男性は少なくない。世界にも、筆者の周り...
稲田豊史の「さよならシネマ 〜この映画のココだけ言いたい」

『由宇子の天秤』に想う「ドキュメンタリーは嘘をつく」

 社会正義を訴えるタイプのドキュメンタリーは、同情と正義の傍観者による「鉄槌下し欲」の発生システムを巧みに“利用”して作られている。  虐げられた社会的弱者の言葉は、映像にド...
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