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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.142

ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』

sleep01.jpgビンボーな女子大生ルーシー(エミリー・ブラウニング)は、
高額バイトの面接先で下着姿にさせられ、体の隅々をチェックされる。
(C)2011 Screen Australia, Screen NSW, Spectrum Films Pty Limited,
Cardy&Company Pty Ltd, Lindesay Island Pty Ltd and Magic Films Pty Ltd.

 日本人初のノーベル賞受賞作家であり、三島由紀夫の師匠でもあった川端康成の代表作のひとつに『眠れる美女』がある。人生の終わりが近づいていることを実感している老人が”眠れる美女の館”で美しい全裸の少女たちに添い寝してもらうことで、生きる喜びや後悔の念など様々な想いを蘇らせながら眠りに就く物語だ。原田芳雄、大西結花の主演作(95)など、度々映画化されている。川端康成のこの官能文学をモチーフにしたのが『スリーピングビューティー 禁断の悦び』。今年のカンヌ映画祭コンペ部門に選ばれたオーストラリア映画。『ピアノ・レッスン』(93)の監督として知られるジェーン・カンビオンが制作にあたり、女流監督ジュリア・リーの処女作となる。ヒロインには、妄想SFガールズムービー『エンジェル ウォーズ』で”セーラー服戦士”ベイビードールを演じた新進女優エミリー・ブラウニングを起用。当初予定されていたミア・ワシコウスカに代わっての登板だが、セーラー服を脱ぎ捨てたエミリー・ブラウニングが陶磁器のように白い肌を惜しみなく披露している。

 川端康成の『眠れる美女』が老人目線で描かれていたのに対して、現代劇『スリーピングビューティー』はエミリー・ブラウニング演じる金欠女子大生ルーシーが主人公。テレビ東京系でかつて放映されていた深夜番組『給料明細』の人気コーナー”潜入!高収入バイト”ばりのドキドキ感が楽しめる。ルーシーはかなりの美人だが、人付き合いが苦手。バーで「ドラッグやんない?」と声を掛けられれば断ることができず、男からセックスを求められるとコイントスに身を委ねる受け身な性格。しかも、ひどくビンボーだ。学費、家賃の支払いに加え、母親が自分のクレジットカードを使うことを容認している。事務仕事、居酒屋、医療機器の人体実験……と様々なバイトを掛け持ちする。公衆電話を見つけると、小銭が残っていないか手を伸ばす癖まで付いてしまっている。本人はマジメに働いているつもりなのだが、人生に対してなげやりな態度がちらつき、周囲を常にイライラさせてしまう。そんなルーシーにも唯一心を許せる恋人がいるが、彼は心を病んでいて入退院を繰り返している。ルーシーはいくら稼いでもお金が足りない。

sleep02.jpg年配のセレブたちの給仕係を勤めるルーシー。
だが、この仕事は次の職種に進むための
顔見せに過ぎなかった。

 ルーシーは大学に置いてあったフリーペーパーで高額バイトを見つける。なんと時給250ドル! 仕事内容は高齢者向けの給仕係なのだが、フツーな給仕で高給なわけがない。職場に着いたルーシーはまず下着姿にさせられ、さらに唇には「下の唇と同じ色の口紅を塗るように」と女性マネージャーに命じられる。他のウエイトレスたちはもう慣れているのか、下着どころか堂々とトップレス姿で給仕している。みんな口紅の色は、ルーシーよりずっと深く黒ずんでいる。自分も数日経てば、すっかり慣れっこになるのだろうか。お客は身なりのいいセレブ系のおじいちゃんたちばかりだが、ルーシーは他人の視線を浴びながら仕事をしていると息苦しくなってしまう。どうも、この仕事も長続きしそうにない。

 人付き合いが苦手、でもなるべく短期間で高収入を稼ぎたい。そんなルーシーにぴったりの新しい仕事が紹介される。派遣先は郊外にある高級そうな屋敷。ルーシーはベッドの上で裸になり、睡眠薬を飲んでただ眠っていればいいだけの至極単純なアルバイトだ。ルーシーが眠っている間、身元のしっかりした老紳士たちが現われ、ルーシーとベッドを共にしてから帰っていくというもの。世間では”シュナミティズム”と呼ばれる回春サービスを楽しむための秘密サロンというわけだ。お客は無抵抗な彼女の体を穴が空くまで視姦するもよし、匂いをくまなく嗅ぎ回るもよし、全身をなで回すもよし。ただし、本番行為だけは禁止されている。ルーシーは目を閉じて、子どものようにぐっすり眠っていればいい。お客も自分の老いさらした肉体や変態的嗜好性を知られずに済む。両者にとって得づくめの契約内容である。

 ルーシーは、こう考える。睡眠薬を飲んで眠っている間、自分は死んでいるのだと。死んでいる間は何をされても記憶に残らない。眠りから目覚めれば、新しい生命と共に新しい生活が始まるのだと。ルーシーは恋人と一緒に暮らせる高級マンションを購入して、そこで誰からも干渉されずに今後は生きていこうと決意し、睡眠薬入りのお茶を飲み干す。眠りから覚めれば、人生がオールリセットされているのだと信じ込んで……。

sleep03.jpg高額バイトの初日、ルーシーは「下の唇と
同じ色の口紅を塗るように」とマネー
ジャーから命じられる。

 自分自身の小学校時代の思い出だが、同級生のひとりが「人間は毎日、死ぬんだ」と休み時間にひどくマジメな顔で語っていた。同級生によると、人間は夜になると眠りに就く。眠っている間は体は動けないし、記憶もないので死んでいるのと同じ状態なのだそうだ。その説明を聞いて「眠っている間も心臓は動いているし、夢を見るから死んでないんじゃないか」と思ったが、同級生は「母親からそう教わったんだ」と力説していたので、自説は口にしなかった。小学生が読む本には載っていない、大人の世界には大人の学説が、ひょっとするとあるのかもしれないという考えが頭の片隅をかすめたからだ。

 『スリーピングビューティー』を観ていて、小学校時代の同級生の言葉がふと思い出された。「人間は毎日、死ぬんだよ」。同級生の母親はどのような体験に基づいて、そんなデカダンスな考えを自分の息子に教えたのだろうか。同級生の母親は夢を見ることは、まったくなかったのだろうか。それとも川端康成のように睡眠薬を常用していたのだろうか。その同級生はしばらくして引っ越してしまったので、今ではもう確かめることはできない。

 「人間は、毎日死ぬんだよ」。小学生の男の子が口にしたこの言葉を思い浮かべると、切ないような気が楽になるような不思議な気分に陥る。
(文=長野辰次)

sleep04.jpg
『スリーピングビューティー 禁断の悦び』
監督・脚本/ジュリア・リー 出演/エミリー・ブラウニング、レイチェル・ブレイク、ユアン・レスリー、クリス・ヘイウッド 配給/クロックワークス 11月5日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー R15 <http://sleeping-beauty.info>

眠れる美女 (少女の文学 1)

エロチシズムとデカダンス。

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[第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き!
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[第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

最終更新:2012/04/08 22:37
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