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深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】vol.160

映画創成期に散った”殉教者”への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』

hugo01.jpg1930年代のパリを舞台にした『ヒューゴの不思議な発明』。
身寄りのないヒューゴ少年(エイサ・バターフィールド)が
コドクから解放される様子を描く。
(C)2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved

 コドクな少年が、ある宗教の存在によって救済される。その宗教とは、キリスト教でも仏教でもイスラム教でもない。教会で神父さまのありがたい説教に耳を傾ける代わりに、その宗教はスクリーンに投影されたフィクションの世界に胸を躍らせることで、信者たちの心はすっきりと浄化される。マーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』は、ひとりぼっちの少年と”映画教”との幸福な出会いについて描いている。本作は映画教の教祖であるジョルジュ・メリエスにまつわる光と影のドラマであり、スコセッシ監督自身の映画教への信心深さを伝えるものだ。

 『ヒューゴの不思議な発明』はスコセッシ監督にとって初の3D作品であり、家族向け映画でもある。『タクシードライバー』(76)、『レイジング・ブル』(80)、『グッドフェローズ』(90)のようなバイオレンスシーンを期待して劇場に足を運ぶと肩すかしをくらう。予告編を見ると、機械人形をめぐる大冒険ファンタジーのような印象を抱くが、それもビミョーに異なる。近年は古典映画の修復事業にも取り組むスコセッシ監督が、主人公ヒューゴ少年(エイサ・バターフィールド)を介して映画創成期の偉人ジョルジュ・メリエス(1861~1938)の業績を讃える内容となっている。

hugo2.jpg『キックアス』(10)のヒットガールで人気者
になったクロエ・グレース・モレッツが共演。
今回は殺戮シーンはなし。

 映画史上初となるSF映画『月世界旅行』(1902)の監督として有名なジョルジュ・メリエスは、もともとは奇術師であり、パリで小さな劇場を経営する興行主でもあった。新しいもの、珍しいもの好きなメリエスは、リュミエール兄弟が開発したシネマトグラフに驚嘆し、みずから映画の製作・監督・上映を始める。生まれたばかりの映画はイリュージョン、錬金術の一種だったのだ。リュミエール兄弟が作っていた映画はもっぱら世界各地のエキゾチックな光景を映し出したドキュメンタリー的内容だったが、奇術師兼劇場オーナーであったメリエスが製作・監督することで映画は幻想性・演劇性を持つもショーへと変容していった。メリエスは映画の中で、アポロよりも早く月世界へ行き、メフィストに変身し、美とエロス溢れる女神たちをスクリーンいっぱいに踊らせた。いわゆるエンターテイメントとしての映画を生み出したのが、メリエスだった。フィルムに着色したカラー映画や撮影カメラを2台並べた3D撮影にも取り組んだパイオニアだった。

 2月16日、来日会見を開いたスコセッシ監督は、プロデューサーと奥さんから『ヒューゴの不思議な発明』のヒューゴ少年はスコセッシ監督自身であることを指摘されたと語った。NYのダウンタウンで生まれ育ったスコセッシ監督は、ぜんそくに苦しむ脆弱な少年だった。運動することも動物や植物に触れることもできなかったスコセッシ少年の心が唯一ときめいたのは、父親に連れられて映画館へ行くとき。映画を観ながらイマジネーションの世界で、スコセッシ少年は存分に暴れ回った。敬虔なカトリック信者でもあったスコセッシ少年は司祭になることも考えたが、神学の道はドロップアウトしてしまう。そんな彼を受け入れてくれたのが、またもや映画の世界だった。近所で育った俳優のロバート・デ・ニーロやハーヴェイ・カイテルらと組んで、映画の世界で名を挙げていく。『タクシードライバー』をはじめとするバイオレンスものは、自由に遊ぶことができなかった少年時代の裏返しだったのだ。

hugo3.jpgパパ・ジョルジュ役を演じたのは『ガンジー』
(82)、『エレジー』(08)の名優ベン・
キングスレー。風格あります。

 スコセッシ少年をはじめ、世界中に熱烈な信者を抱える映画教だが、映画が誕生した19世紀末は映画教に携わる人たちにとっては受難の時代だった。メリエスは生涯に500本以上の作品を撮る人気監督だったが、巨大化していく映画産業の波に押し流され、多くのフィルムは消失し、晩年はモンマルトル駅のキヨスクでひっそりオモチャを売って生計を立てていた。メリエスが映画製作にのめり込むきっかけを作った発明家シャルル・エミール・レイノーは世界初のアニメーション作家として映画史に名を残しているが、生きている間はお金と名声に恵まれなかった。苦労して作った作品を河に棄てて、失意のうちに他界している。また、スコセッシ監督は少年の頃に観たイギリス映画『マジックボックス』(51)がとても印象に残っていると会見で話した。『マジックボックス』はイギリスの発明家ウィリアム・フリーズ・グリーンの伝記もの。撮影カメラ、映写機の仕組みを発案した人物だが、グリーンもまた悲劇的な一生を終えている。彼らに共通していたのは今までにない新しい発明品をつくることで、みんなが驚いたり、喜んだりするのを生き甲斐としていたこと。発明でお金儲けすることは後回しだった。発明王エジソンのようなビジネス的才能には恵まれなかった。いわば、彼らは映画教の誕生に尽力した聖なる殉教者たちなのだ。

 実態のないものを信じるという点では、宗教も映画も同じだ。コドクな人間を救うということも、巨大化した宗教や映画は信者たちから金を巻き上げるシステムへと変じていくことでも似ている。スコセッシ監督自身、恵まれた環境でメジャー大作を撮るようになり、興行成績とは反比例して、かつての映画教原理主義者的な過激さは薄れていった印象を与える。そのことを大人としての成熟と見るか、社会への迎合と見るかは人それぞれだろう。ただし、『ヒューゴの不思議な発明』を観る限り、少年時代の自分を救ってくれた映画と映画史の先人たちへの信仰心をスコセッシ監督は忘れていないことは確かなようだ。
(文=長野辰次)

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『ヒューゴの不思議な発明』
監督/マーティン・スコセッシ 脚本/ジョン・ローガン 出演/ベン・キングスレー、エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ、サシャ・バロン・コーエン、ジュード・ロウ 配給/パラマウント ピクチャーズ ジャパン 3月1日(木)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー <http://www.hugo-movie.jp>

ヒューゴの不思議な発明 公式ガイドブック

ファン必読。

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最終更新:2012/04/08 22:35
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